支援プログラム

事業所名  すずらん                     支援プログラム 作成日 令和6 年 9 月 1 日 改定


法人理念

 (〝今〟の先を思い描きながら)

挑戦することを軸に、立場や領域を超えた境目のない繋がりを築き、豊かに生きることを実現します。

支援方針

 ・こども達に寄り添い、より自分らしく生きていく力を身に付けていけるよう愛情をもってアシストします。

・こども達と向き合い、未知の可能性を広げ生活を豊かにしていけるよう共に楽しみながらアシストします。


営業時間

 日・祝日を除く 9 時 30 分から 15 時 30 分まで

送迎実施の有無  なし 

給食   あり(実費負担) 


支 援 内 容

 健康・生活  <基本的生活習慣の基礎作りや定着を支えます>                                                                                                   ・健康状態の維持・改善:朝の検温をはじめ、こども達の心身の状態をきめ細かに観察し、ご家庭と共有します。 

・生活習慣や生活リズムの形成:幼児期の生活の中心である、あそび・食事(給食)・清潔の保持(口腔衛生含む)・更衣・昼寝・補食等の提供を通して、健康な生活の基本となる習慣が身に付けられるよう支援します。整った生活リズムを身に付けることで生活の質を向上させ病気や感染などの予防につなげます。遊びを通した経験が生活場面で活かせるよう、個々に合わせて環境を整えます。

・基本的生活スキルの獲得:こどもの状態に応じて適切なタイミングや方法を図りながら、生活場面で必要とされるスキル(食具の使用、ボタンの止め外し、排泄時の処理など)の獲得を支えます。

    

運動・感覚 <個々がもつ技能の偏りや特性を把握し、それぞれの状態にあわせた能力の活用や補助的手段の獲得を支援します>                                              

・姿勢(保持も含む)と運動・動作の基本的技術の向上と補助的手段の活用:散歩・ダンス・競技遊び・運動遊び・滑り止めの活用・道具(ハサミや箸他)の使用など微細運動と粗大運動を組み合わせて自分の体を思い通りに動かしたり、持ち得る機能の維持や促進を図ります。利き手の早期決定によりそれぞれの役割を習得できるようさまざまな遊びを提供します。

・身体の移動能力の向上:「動きたい」「やってみよう」と思えるプログラムを提供し、活動への参加や移動の様子を見守り、自立に繋がる働きかけを行います。

・保有する感覚の活用:それぞれがもつ感覚の特性や偏りを理解し、その感覚を遊びや生活に取り入れたり活用することができるように段階を踏んだ支援を行います。

・感覚の補助及び代行手段の活用:眼鏡・補聴器等の各種の補助機器を活用している様子をきめ細かに観察し、その様子をご家庭と共有します。また、補助器具等の情報提供を行います。          

・感覚の特性への対応:過敏さや鈍麻など個々の状態に合わせて柔軟に環境調整や必要な配慮を行います。

                                                                                                                                 

認知・行動 <認知の特性を理解し、5感を通じて受け取った情報をより好ましく表現できる力の獲得を支えます。>

・認知の特性についての理解と対応:給食の提供・クッキング・水遊び・楽器・砂場・マッチングや粘土など、遊びを通して様々な素材や味覚等に触れながら、過去の経験からの対処だけでなく外部からの刺激をうまく表現していけるよう、個々に合わせてさまざまな機会の提供を行い環境を整えたり必要な配慮をします。

・対象や外部環境の適切な認知と適切な行動の習得:好きなことや得意なことを取り入れることで、安心して行動できる手掛かりにしていきます。写真やタイマーなどを活用しながら、実物、摸倣物、イメージ等、段階を踏んだ体験を積み重ねることで、さまざまなことへの抵抗を軽減し安心できることが増えるよう支援します。

・行動障害への予防及び対策:カード等を用いた視覚支援に加えて、表情やサイン、ジェスチャーなど本人の取り入れやすい意思確認方法を活用しご家庭等と共有します。また、困難が生じた時には速やかに原因や改善策を検討し、ご家庭等と共有することで再発を防止し類似の事象の発生を予防します。


言語・コミュニケ―ション <❝伝えたい❞❝伝わった❞を日常的に実感し、コミュニケーションの基礎的能力の獲得や人との関わりに前向きに取り組める環境を提供します>          

・コミュニケーションの基礎的能力の向上・言語の受容と表出・言語の形成と活用・人とのやりとりに係る能力の獲得・コミュニケーション手段の選択と活用・コミュニケーション機器の活用:個々の状態にあった表現方法や手段を柔軟に取り入れ、お互いに意思のやり取りが実現することを優先します。ひとりひとりに合ったコミュニケーション手段を獲得することを目指します。状況に合わせながら、身振りやサイン以外にも手話・タブレット等々の手段を活用することで意思の伝達の質が向上するよう支援します。補助機器等の情報提供を行います。

・状況に応じたコミュニケ―ション:相手の状況や場に応じたやり取りを身に付けます。特に、援助要求の手段の獲得に力を入れます。                                          

・読み書き能力の向上:特性に応じた配慮を行います。なぞりがきや運筆を行い、困り感への合理的配慮の必要性などご家庭と相談していきます。                                                                                            



"人間関係・社会性" <①自分らしくある②自分も相手も同じように大事③誰かの力をかりることを応援します>

・アタッチメントの形成と安定:安心・信頼できる環境を保ち、どんな時にもありのままを認めていいと思える関りをもてるよう努めます。誰かに力をかりて自己実現することの価値を実感することで、困った時に自ら誰かに頼ることができたり、どうすれば良いのかがわかるように支援します。

・遊びを通じた社会性の促進:ままごとやお手伝いを通して、動きの摸倣を始めとした社会や対人への興味の芽生えを促します。また、そうした遊びを基に見立て遊びに発展させることで社会のルールやマナーを知り、遠足等様々な園外活動を通して実際社会での体験を繰り返していきます。

・自己の理解と行動の調整:小集団の中で身に付けた衝動や感情等のコントロール手段を、保育交流や地域交流の場を活かして能力の獲得具合を確認し、関りの工夫や調整に活かすことでより現実的に活用できる方法へとブラッシュアップします。


家族支援

 定期面談以外の相談援助・家族のレスパイト時間や就労等による預かりニーズへの対応(延長支援)・保護者会や親子遠足の実施・面談時の兄弟の同席可能・就学先への事前引継ぎ(直接・書面)・こどもに関わる手続きの同行や情報提供等

 移行支援

就学(園)先への事前引継ぎ(直接・書面)・こども達が通う保育所等からの相談や見学の受入れ・就学(園)先への相談や見学の調整・地域のこども園との交流保育等

地域支援・地域連携

保育所等それぞれの所属先が開催する会議に出席する・他事業所の空き状況や支援内容を確認する・こども達が通う保育所等からの見学や相談の受入れ等

 職員の質の向上

(職員全体研修)臨床心理士・公認心理士による研修(年2回) 特別支援教育講演会 学習会(月1回) 他事業所見学 救急救命講習(2年毎) 警察・消防・災害対策課の講習                           

(個別研修)外部主催の研修に参加


主な年間行事等

 (園外・地域交流行事)お花見会 こども園と保育交流(年5回の交流と行事への参加・園バス体験) 高齢者施設と合同夏祭り 高齢者施設敬老会訪問 電車遠足(姫路動物園) いもほり バス遠足(こべっこらんど・星の子館・USランド等) 親子遠足 山登り遠足 地域の方とうどん打ち 高齢者施設と合同避難訓練 等                                                                                                                                           (園内行事) 避難訓練(地震・防犯・消防・水害) 保護者会 パラスポ体験 外部講師とダンス 出張団子やさんのお月見団子会 クリスマス会 豆まき クッキング(たこやき・パンケーキ・チャーハン・ピザ・グミ等) 外部による人形劇 イベント給食(パン・ハンバーガー・ピザ・キャラクター弁当・バイキング等) 参観等